外国人でも社員食堂を利用できる?
技術研修生などの制度ができてから、外国人の従業員が増えてきたという企業も少なくないでしょう。このような外国人の従業員であっても、社員食堂を利用することになんら問題はありません。 しかし、外国人の中には宗教上の理由によって食べてはいけない食材があるケースがあります。イスラム教を例に挙げると、食べて良い食品は「ハラルフード」と呼ばれ、さまざまな決まりに従って処理・加工・調理された食品しかこの「ハラルフード」とは認められません。また豚肉とアルコールは全面的に禁止されているため、他の従業員と同じように社員食堂を利用するのは難しいでしょう。また、ビーガンと呼ばれる一切の動物性食品を口にしない方にとっても、社員食堂の利用はできない可能性が高くなります。 このような個人の宗教上の理由や食主義の人に個別に対応することは難しいのですが、多様性が重要視される現代社会においては、社員食堂でも対応できるように少しずつ工夫を始める必要性が高まってきていると言えます。
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